創立130周年記念行事/大会シンポジウム
「みんなの建築」現代において建築は経済活動の歯車の中に組み込まれ、より短期間に、より効率的に生産することが追求されているかのように見えます。しかし一方で、特に3.11の震災以降、これまでの価値観を見直し、より持続可能な社会に向けて多くの人が協力し、時間をかけながらみんなで建築を作ってゆく取り組みが増えてきています。「みんなの家」を始めとする震災復興の中で見られた建築関係者の様々な支援や、各地で起こる新しいまちづくりはそういった動向の一つです。
国家レベルで政治や産業と直結した巨大プロジェクトは、私たちの社会と経済を大きく動かしています。それに比べて、一地域で行われている市民レベルの活動はいかにも些細なことのように見えますが、「オガール紫波」のような発信力を持つ事例も増えています。実はこの対比こそが、現代の日本の建築界を取り巻く状況であり、そこにこれからの社会に対して建築界の果たすべき新しい可能性が見いだせるのではないでしょうか。こうした現状から私たちは何を学び、どのような形で社会に関わるべきかについて議論したいと思います。
項目 | 内容 |
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日時 | 8月24日(水)14:00〜17:00(13:00受付・開場) |
会場 | 福岡大学メディカルホール |
定員 | 250名 入場無料(要事前登録) |
主旨説明 | 菊地成朋(九州大学教授、建築計画) |
基調講演者 | 伊東豊雄(伊東豊雄建築設計事務所代表、建築家) |
パネラー |
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コーディネーター | 末廣香織(九州大学准教授、建築家) |
参加申込 | 6月24日11時17分の時点で、定員に達したため、受付は終了いたしました。 |