1. 創立120周年記念講演・シンポジウム「社会とともに−建築」
日本の社会が構造的に大きく変化する中にあって、建築の社会的役割が改めて問われている。社会とともに、どのように魅力ある都市と建築をつくり、守り、育ててゆくか。
第1部では、開催地の横浜市をモデルとし、横浜市長を交えてこれからの都市経営や都市景観の創造について考える。
第2部では、建築の安全性をめぐる課題や都市の持続的な発展の課題を踏まえ、創立120周年を迎えた本会の社会的役割と責任、社会貢献のあり方を改めて問い直し、建築・都市のあるべき姿、これからの建築界の方向について語る。
日時:9月6日(水) 16:00−19:00
会場:横浜市開港記念会館 講堂/横浜市中区本町1-6
第1部 記念講演「魅力ある都市−横浜のこれから」
講師:中田 宏(横浜市長)、大宅映子(評論家)
第2部 パネルディスカッション「安全で快適な建築・都市」
パネリスト:村上周三(本会会長/慶應義塾大学教授)、岡田恒男(東京大学名誉教授)、仙田 満(東京工業大学名誉教授)、石川幹子(慶應義塾大学教授)
総合コーディネーター:蓑原 敬(都市プランナー)、小浦久子(大阪大学助教授)
参加費:無料
定員:480名(当日先着順)
2. 講演会:「建築の社会性」
横浜をベースに世界的な活躍をする気鋭の建築家による対談。それぞれの作品のプレゼンテーションの後、話題の作品等を等して、建築の社会性、未来、リアリティ等をキーワードに二人の指向しているこれからの新しい建築のあり方を探る。
日時:9月7日(木) 14:00−16:30
会場:BankART Studio NYK/横浜市中区海岸通3-9
司会:金子修司(金子設計)
講師:山本理顕(山本理顕設計工場・建築家)、西澤立衛(横浜国立大学・建築家)
参加費:無料
定員:100名(申込先着順)
申込方法:催し名称を記し、氏名・所属・住所・電話番号・E-mailアドレスを明記し、FAXまたはE-mailにてお申込みください。定員を超えた場合はFAXまたはE-mailにて連絡いたします。
申込締切:9月5日(火)
3. 見学会:「横浜の現代建築を訪ねて」
横浜の新しい地下鉄「みなとみらい線」は駅舎を建築家が設計し、土木と建築が協働して新しい魅力ある都市空間を創出することに成功した。実際に地下鉄に乗車していくつかの代表的な駅舎を事業担当者の案内で見学する。次に、国際コンペにより設計者が決められ話題を呼んだ「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」を事業担当者の説明を受けながら見学する。
日時:9月7日(木)13:30−17:40
場所:みなとみらい駅(設計者:早川邦彦)→馬車道駅(設計者:内藤 廣)→元町中華街駅(設計者:伊藤豊雄)→横浜港大さん橋国際客船ターミナル(設計者:ポロ&ムサビ)
講師:太田浩雄(横浜市都市整備局)他
参加費:無料(ただし、移動交通費は自己負担:地下鉄一日乗車券450円)
定員:50名(申込先着順)
申込締切:9月5日(火)
集合:地下鉄みなとみらい駅構内ボールト空間付近(改札口外)
解散:横浜港大さん橋国際客船ターミナル
4. 見学会:「海から見る京浜工業地帯」
かつては海と生活が密接に結びついていた場所が、20世紀は産業の立地と港湾の整備が密接に関連した京浜工業地帯に発展した。そして21世紀の今日、工業社会から情報社会への変貌と遂げつつある臨海部の現状を海からの視点で見つめ、過去からの変遷を振り返ることにより、ポスト工業化時代の都市の水際のあり方を考える。
日時:9月8日(金) 13:00−17:00
場所:横浜港、川崎港(京浜運河など)
案内:鈴木寿一(横浜市港湾局)、須長 博(川崎市港湾局)、田中友章(フォルムス)
講師:横内憲久(日本大学)、横浜市職員、川崎市職員、田中友章(フォルムス)
参加費:1,000円
定員:80名(申込先着順)
申込締切:9月5日(火)
集合:横浜港大さん橋埠頭ビル1階ロビー
解散:横浜港大さん橋国際客船ターミナル
●雨天決行、荒天中止
5. 見学会:「横浜のリノベーション建築」
横浜には数多くの歴史的近代建築物が存在する。今回は、文化的財産でもあるこのストックを増改築により新用途とするなど、有効に再利用している「リノベーション建築」を関係者の説明を聞きながら、徒歩で見学する。
日時:9月9日(土) 13:00−15:15
場所:BankART1929(旧第一銀行)→北仲BRICK/WHITE(旧帝蚕倉庫本社ビル/旧帝蚕ビルディング)→赤レンガ倉庫1号館→横浜税関本関
参加費:無料
定員:60名(申込先着順)
申込締切:9月5日(火)
集合:みなとみらい線馬車道駅改札口前
解散:横浜税関本関
6. シンポジウム:「リノベーションの可能性」
既存ストックを有効に再利用しているリノベーション建築は、アートやデザイン、そして文化などの要素と結びつきながら、「まちづくり」の中で非常に重要な要素を持ち始めている。また、一方では社会的、経済的に有益であることが求められていることも事実である。このシンポジウムでは、横浜に集積する近代−リノベーション−建築を題材に、既存ストックを再利用する手法とまちづくりについて考える。
日時:9月9日(土) 15:30−17:30
会場:BankART Studio NYK/横浜市中区海岸通3-9
講師:五十嵐太郎(東北大学)、池田 修(BankART1929)、国吉直行(横浜市都市デザイン室)
参加費:無料
定員:100名(申込先着順)
申込方法:催し名称を記し、氏名・所属・住所・電話番号・E-mailアドレスを明記し、FAXまたはE-mailにてお申込みください。定員を超えた場合はFAXまたはE-mailにて連絡いたします。
申込締切:9月5日(火)
※本企画は、見学会「横浜のリノベーション建築」との関連企画です。
7. まちづくりワークショップ:「小さなプロジェクトの積み重ねで災害に備える」
都市の再生が重要課題となり大都市部を中心に不動産開発が展開するなか、「20世紀の負の遺産」ともいわれるインナーシティーの木造密集市街地などの整備が課題となっている。本ワークショップでは、こうした市街地改善のための仕組みとして注目される「いえ・みち・まち改善事業(横浜市が平成15年度に制度化)」の取組みを主要な題材として、その関係者や関心を持つ研究者・実務家などが一堂に会して成果や悩みを共有したうえ、災害に備えるこれからのまちづくりについて共に考える。
日時:9月9日(土) 13:30−17:00
会場:BankART 1929 Yokohama 3階/横浜市中区本町6-50-1
内容:(1)基調講演、(2)事例発表、(3)グループ討議、(4)発表会
コーディネーター:高見沢 実(横浜国立大学)
参加費:無料
定員:80名(申込先着順)
申込締切:9月5日(火)
8. 第2回学生主体によるシャレットワークショップ「逗子のまちづくりデザインを考える」
逗子市の海沿いの旧別荘地である新宿・桜山地区を対象として、公募によって選ばれた全国の学生が合宿形式で地区の将来像を考えるワークショップ。地域住民や専門家とともに望ましい景観のあり方や、中心市街地のあり方、歴史的建造物の活用、地区の将来像などについて議論し、実践的な計画づくりを行う。
日時:9月2日(土)−5日(火)
会場:逗子市野外活動センター/逗子市桜山8-13-6
講師:小林正美、有賀 隆、鵤 心治、岡 絵理子、加藤浩司、鈴木伸治、高橋潤、根上彰生、野澤康、野嶋慎二、三輪律江ほか
参加費:10,000円(宿泊費、懇親会費込み・予定)
定員:25名
申込方法:「シャレットワークショップ申込」と表記し、氏名・所属・学年・所属ゼミ・連絡先(住所・Tel・E-mail アドレス[携帯アドレスは不可])・簡単な自己紹介とWSへの意気込み(400字程度)を明記し、E―mailにてお申込みください。後日、E-mailにて回答いたします。
申込締切:7月15日(土)
1) パネル展示
日時:9月7日(木)−9日(土)
会場:神奈川大学横浜キャンパス16号館エントランスホールおよびホワイエ
2) 公開講評会
日時:9月8日(金) 15:00−17:00
会場:神奈川大学横浜キャンパス16号館B101視聴覚室