耐震構造計算偽装事件に端を発した建築士法改正により、学部カリキュラムは影響を受け、大学院インターンシップ制度が導入された。JABEEがUNESCO-UIAに認定され、建築教育の国際相互認定の動きが現実のものとなった。大災害に備えることはもちろんであるが、地球環境問題、エネルギー需給問題もますます深刻化している。一方で地方が抱える諸問題も忘れてはならない。こうした状況の中で、今の日本の建築教育について考えたい。
主催 | 全国建築系大学教育連絡協議会、産学連携建築教育連絡会議、建築教育委員会、建築教育認定事業委員会、建築教育国際化特別調査委員会 |
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日時 | 9月12日(水)9:30~16:15 |
会場 | 名古屋大学東山キャンパス・豊田講堂 |
定員 | 1,200名 |
進行 | 内容 |
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9:30~ | 開始 |
主旨説明―久野覚(名古屋大学) | |
第1部 パネルディスカッション「現在の日本の建築教育の問題点をえぐる」 司会―石川孝重(日本女子大学)、副司会―平田京子(日本女子大学) 計画系:小林正美(明治大学)、門内輝行(京都大学) 構造系:斎藤公男(日本大学)、久田嘉章(工学院大学) 環境系:宿谷昌則(東京都市大学)、前真之(東京大学) |
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11:30~ | 第2部 「日本の建築教育の品質保証は確かか?」 司会―本杉省三(日本大学) 「ホーリスティックな日本の建築教育は本当に国際的か? ―JABEEの動き、UIA対応―」 「日本の建築教育は本当に社会の要請に応えているのか? ―職能教育、インターンシップ―」
「JABEE産業界審査員から見た日本の大学」
「地方の受審校から一言言わせてもらう」
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12:30 | 昼休み |
13:30~ | 第3部 「実社会から大学教育を見て」 司会―安田幸一(前出) 「実践する建築家の立場から」 「組織設計事務所の立場から」 「構造設計事務所の立場から」 「インターンシップから見た構造教育」 「設備設計の立場から」 |
14:30 | 休憩 |
14:40 | 第4部 総合パネルディスカッション 司会―久野覚(前出)、副司会―生田京子(名城大学) |
16:15 | 終了 |
全体記録統括―長澤夏子(早稲田大学) |
大会特別シンポジウム「今のままでいいのか、日本の建築教育」の内容に関し、会員みなさまのつぶやき(意見)を下記の要領で募集します。実社会側、教育側、一般会員・学生会員を問わず誰でも参加でき、お寄せいただいた意見は大会時頒布予定の資料集にも掲載させていただきます。当日のパネルディスカッションにおける意見などにも活用させていただきたいと考えておりますので、奮ってご参加ください。
字数 | 300字程度(簡単な題もつけてください) |
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内容 | 第1部から第3部までのテーマに沿った内容であれば何でも結構です。また、実社会で仕事をしている立場から「どんな人物を期待しているのか」「どんな学生生活を送って欲しいのか」「何を学んで欲しいのか」「どのような教育を大学側に望むか」、自らの学生生活と海外での経験を通して「日本で学んだ何が役に立ったのか、役立たなかったのか」、「教育側/実社会側に望むこと」など幅広く解釈していただいてくださっても結構です。氏名・所属・専門も必ずご記入ください。 |
締切 | 2012年7月末日 |
原稿宛先 | mishima@aij.or.jpまで、WordかPDFの添付ファイルでお送りください。 |