今年の記念シンポジウムは、当代一流の論者を招いて大会期間中に行います。会場は50年前の建物をリニューアルし、昨年秋オープンしたばかりの東北大学100周年記念館、こちらの空間もお楽しみください。
理解不能な事件や不安が無数に潜んでいる現代の都市・社会。私たちが前向きに生き抜いていくための新しいリアリティは何か?「負ける建築」「自然な建築」の建築家・隈研吾、「絶望から出発しよう」「世界はそもそもデタラメである」の社会学者・宮台真司、「過防備都市」「ヤンキー文化論序説」の建築評論家・五十嵐太郎の三氏をパネリストに迎え、現代の都市と建築と社会に関する過激かつ横断的なディスカッションを展開する。
大会期間中、仙台市街にある「せんだいメディアテーク」をジャックして、建築学会関連行事を集中的に展開します。建築学会東北大会の街中ブランチの役割も果たしますので、ぜひお立ち寄りください。
世界遺産から最先端技術まで、建築が成り立つ仕組みを徹底解剖!子どもから専門家まで楽しめる建築のおもしろさを立体模型とビジュアルで紹介する!
建築/家を撮ったドキュメンタリーフィルム、さらには建築家がつくったプレゼンテーション用ショートフィルムまで、建築人が見ておくべきケンチク映画を厳選して上映。選者は五十嵐太郎、堀口徹、小川直人。選者たちによるトークも予定。日本初上映となるもうひとつのゲーリー映画『A Constructive Madness』、レム・コールハース設計ボルドーの家を舞台にした『HouseLife』も見逃せない。
伝声管は、声の持つエネルギーを漏らさず遠くまで届けたいという人々の想いがそのまま形になった素朴な情報通信技術である。せんだいメディアテークの階段室にして構造体である5番チューブの内部に紙管による伝声管を張り巡らせ、原初のコミュニケーション・チャンネルたる管で声を伝えあう様々な情景をつくりだす。
山海豊かな宮城の風土と、内陸部に立地する近世城下町仙台。自然豊かな田園風景を眺め、現代・近代建築や古刹を巡るツアー。通常の観光ルートとはひと味違う、東北の風土と名建築が満喫可能。
訪問予定コース
仙台駅前〜登米市(北上川風景、とよま伝統芸能伝承館(設計:隈研吾、1997年日本建築学会賞)、重文・登米尋常小学校、武家屋敷春蘭亭)〜塩竈市(塩竃神社、菅野美術館(設計:阿部仁史、2009年日本建築学会作品選奨)他)〜仙台市(向山からの市街地風景、まちなか農園、東北大片平キャンパス他)〜せんだいメディアテーク前
集合場所:仙台駅東口仙台ガーデンパレスホテル前
解散場所:せんだいメディアテーク前(アーキニアリング・デザイン展 記念講演会会場)
申込方法 件名に「建築学会大会バスツアー申込」と明記して、1)氏名・年齢、2)会員種別・会員番号、3)勤務先(または学校名)、同住所、4)連絡先(E-mailアドレス)を記入して、E-mailにてお申し込みください。
申込締切 7月31日(金)
申込先 大沼正寛(東北文化学園大学)、E-mail:num@ept.tbgu.ac.jp
今年のシャレットワークショップは、雪の多い風土から生まれたヴァナキュラーなデザイン「こみせ」で有名な青森県黒石市をフィールドに設定。今後の黒石のあるべき姿について地域の方々や専門家と討論しながら、こみせを活かした実践的な計画・デザイン提案を行う。
申込方法 件名に「シャレットワークショップ参加申込み」と明記し、氏名、学校名、学年、所属研究室(指導教員名)、連絡先(住所、携帯電話)、簡単な自己紹介とワークショップ参加への意気込み(400字以内)を書いて、E-mailで。
申込締切 7月17日(金) 17:00
申込先 北原啓司(弘前大学)、E-mail:mxg02632@cc.hirosaki-u.ac.jp