アジア地域では、中国やインドを中心とした急激な経済発展にともなってエネルギー需要が激増し、一方で温暖化による気候の蒸暑性も加速すると言われている。持続可能な社会の理念は普遍であるが、その具体は、地域に特有のさまざまな環境の変化と条件を前提にそのあり方を考える必要がある。本シンポジウムでは、九州大学21世紀COEプログラム「循環型住空間システムの構築」および福岡市の協力のもと、国際的に著名な内外の建築家や研究者を招へいし、サステナブルな建築と都市がどうあるべきかに関する議論を通じ、日本を含む東アジア、東南アジアの持続可能な社会の実現に不可欠なアジアのサステナブル建築像を明らかにしていきたい。
13:30 | 開会 開会挨拶 |
司会:荒牧 佳奈子 斎藤 公男(日本建築学会会長) 靍川 洋(福岡市副市長) |
13:40 | 特別講演 | 「無間造 Infernal Constructs」 Yung Ho Chang(米国・MIT建築学科長、中国・北京大学教授) |
基調講演 | 「Mass Matrix Studies —システム的不均衡—」 Minsuk Cho(韓国・建築家) |
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15:50 | 講演1 | 「コンパクトシティと都市のサステナビリティ」 出口 敦(九州大学教授) |
講演2 | 「東南アジアのサステナブル建築」 Faridah Shafii(マレーシア工科大学准教授) |
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講演3 | 「システム生命によるロバストなサステナブル建築」 村上 周三(慶応大学教授) |
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17:20 | パネルディスカッション | |
コーディネーター:川瀬 博(九州大学21世紀COEプログラムリーダー、九州大学教授) パネリスト:講演者全員(5名) |
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閉会挨拶:河野 泰治(2007年度日本建築学会大会(九州)実行委員長、福岡大学教授) |
参加費:無料
定員:400名(申込先着順)
申込方法:参加者氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、E-mailアドレス)を明記し、E-mailまたはFAXにてお申し込みください。
申込締切:随時受付中
申込先:九州大学21世紀COEプログラム「循環型住空間システムの構築」事務局
TEL 092-642-7172
E-mail:coe@arch.kyushu-u.ac.jp / FAX 092-632-1766
福岡都心部の1,000分の1の模型を討論の素材として会場に設営し、今後もダイナミックな変化が予想される都心部の都市開発と景観形成をテーマに、建築家による小講演、研究者による成果発表をもとに討論する。福岡市は歴史的にもアジア諸国との交流が深い。屋台やストリートミュージシャンといった路上活動、どんたくや祇園山笠のようなお祭りは、都市に賑わいと色彩を与えている。キャナルシティに代表される近年の商業施設は、カラフルでにぎやかな都市景観を創り出しているが、これもまた福岡の文化的背景と無縁ではない。一般に景観というとヨーロッパ的な整然としたまちなみを理想とすることが多いが、アジア的な「いろ」をもつ都市と建築のあり方について色彩と都市アイデンティティの両面からアプローチしたい。
13:30 | 開会 開会挨拶 |
進行:末廣 香織(九州大学准教授) 河野 泰治(2007年度日本建築学会大会(九州)実行委員長、福岡大学教授) |
13:40 | 趣旨説明 | 日高圭一郎(九州産業大学准教授) |
13:50 | 模型の説明 | 後藤 太一(福岡アーバンラボラトリーLLC・都市プランナー) |
14:00 | パネリスト・プレゼンテーション 山下 三平(九州産業大学教授) 工藤 和美(東洋大学教授、シーラカンスK&H・建築家) 久山 幸成(クライン・ダイサム・アーキテクツ・建築家) |
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15:45 | パネルディスカッション コーディネーター:後藤 太一 |
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閉会挨拶 出口 敦(九州大学教授) | ||
17:00 | 閉会 |
参加費:無料
定員:150名(申込先着順)
申込方法:参加者氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、E-mailアドレス)を明記し、E-mailまたはFAXにてお申し込みください。
申込締切:随時受付中
申込先:福岡市都市整備局都市景観室 / TEL 092-711-4395
E-mail:toshikeikan.UPB@city.fukuoka.jp / FAX 092-733-5590
地震発生頻度が比較的低いと考えられていた福岡にも2005年の3月に地震が発生し、あらためて日本の各地における地域的地震防災対策の重要性が認識された。この福岡県西方沖地震の発生2日後、九州支部構造委員会では九州支部災害委員会と共同で地震調査委員会を結成した。委員会の調査を通じて、研究者、行政、多数の建築関係団体が協力し、情報交換を通じて貴重な知見を得ることができたが、このような知識や情報は、未だ専門家内で蓄積されるにとどまっており、これらを広く市民と共有することが、地域防災対策上重要である。本シンポジウムでは、先の地震被害の概要と被害建物の復旧や既存建物の耐震性向上に対してのさまざまな活動や施策を紹介し、今後の耐震化や防災対策に関する討論を行う。
13:30 | 開会 開会挨拶 |
進行:中原 浩之(九州大学) 河野 昭彦((社)日本建築学会九州支部構造委員会委員長、九州大学) |
13:40 | 講演 | 「福岡県西方沖地震の概要と構造物の被害」 江崎 文也(日本コンクリート工学協会九州支部長、福岡大学) |
「福岡県西方沖地震の人的被害と地震時の行動」 村上 ひとみ(山口大学) |
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「学校施設と共同住宅の耐震改修の現状」 松下 淳一((社)日本建築構造技術者協会) |
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「木造戸建住宅の耐震改修の現状」 川崎 薫(同上) |
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「福岡県の耐震化計画と今後の法整備について」 岩永 和久(福岡県) |
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「福岡市の耐震化計画について」 牧薗 典浩(福岡市) |
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15:40 | 休憩 質問用紙の回収 | |
16:00 | パネルディスカッション: | |
コーディネーター:河野昭彦 | ||
閉会挨拶 尾宮洋一((社)日本建築構造技術者協会九州支部長) |
参加費:無料
定員:150名(申込先着順)
申込方法:参加者氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、E-mailアドレス)を明記し、E-mailまたはFAXにてお申し込みください。
申込締切:随時受付中
申込先:九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門中原研究室 / TEL 092-642-4395
E-mail:kozosympo@arch.kyushu-u.ac.jp / FAX 092-642-4111
水郷のまち「柳川」では、長い歴史を持つ堀割を中心とした特徴ある文化的景観を生かしたまちづくりの方策が求められている。歴史的遺産を生かしながら、今後の柳川のまちのあるべき姿を、公募によって選ばれた全国の学生が4日間集中的に議論をし、提案するのが、本ワークショップの目的である。地域の方々や専門家とともに、望ましい景観デザイン、歴史的遺産の活用、そして快適に住み続けられる居住環境などについて討論し、実践的なデザインを提案する。詳しくは、ホームページを参照。
参加費:5,000円(生活費などは別途提示します)
定員:25名程度
申込方法:件名に「シャレットワークショップ参加申込み」と明記し、氏名、学校名、学年、所属研究室、連絡先(住所、携帯電話、E-mailアドレス、携帯電話のメールアドレス)、簡単な自己紹介とワークショップ参加への意気込み(400字以内)を書いて、E-mailにてお申し込み下さい。後日、E-mailにて回答します。
申込締切:7月14日(土)15:00
申込先:工学院大学工学部建築都市デザイン学科 野澤 康
E-mail:nozawa@cc.kogakuin.ac.jp
10:20 | 集合(JR唐津駅北口改札を出たところ) |
10:40〜12:30 | 高取邸(炭鉱主高取伊好旧宅(1850年〜1927年)、近代和風) 旧唐津銀行佐賀支店(明治45年、レンガ造、設計:田中実、施工:清水組) |
12:40〜14:30 | 昼食・休憩 |
14:40〜15:40 | 中里太郎衛門窯 |
16:00 | JR唐津駅(解散) |
JR唐津駅までの交通手段 地下鉄・JR利用の場合:地下鉄天神駅 8:56発(唐津行)→10:12 唐津駅着 |
定員:20名(申込先着順)
参加費:無料(ただし、現地までの交通費、施設入場料、昼食代等は参加者負担)
申込方法:参加者氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、E-mailアドレス)を明記し、E-mailまたはFAXにてお申し込みください。折り返し確認のための連絡をいたします。
申込締切:申込受付終了
申込先:九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門 木島孝之 / TEL 092-642-3350
E-mail:kijima@arch.kyushu-u.ac.jp / FAX 092-642-3353
集合:午前10:00 JR筑肥線唐津駅前
解散:現地
都市模型は、さまざまな情報を内包している。福岡という都市と建築物群の構成を本会会員や市民にさまざまな角度から眺め、知ってもらうために、博多駅・天神地区を含む福岡都心部(3.6km×2.8km)の縮尺1,000分の1の模型およびCG(双方とも福岡新都心開発株式会社制作)の展示を行うものである。普段は全体像を眺めることのない福岡都心部の模型を通じ、その現況を解読し、都市と建築の将来を考える契機としていただきたい。