- 大会終了のご挨拶
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2017年度日本建築学会大会(中国)は、約10,300名の登録参加者を得て、学術講演会、建築デザイン発表会、研究集会など予定されていたプログラムは滞りなく実施されました。また、記念特別講演、記念シンポジウムには、市民の方々も含み、それぞれ約250名、約200名の方々にご参加いただき、大会は成功裡に終了いたしました。
参加者のみなさま、大会開催にご協力いただきました関係各位のみなさまに厚くお礼申し上げます。
来年の大会は東北支部、東北大学川内キャンパスにて開催予定です。みなさまと再会できることを楽しみにしております。
2017年度日本建築学会大会(中国)実行委員会一同
- 開催概要
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大会テーマ詳細
日本の人口は純減を始めた。これは子ども・若者の減少であり、近い将来の生産年齢人口の大幅な減少を意味するものであって、経済を停滞させ、地方都市をさらに衰退させるかもしれない。建築の担い手である建設業の就業者数も大幅に減っている状況にあり、入職者数の増加は深刻な課題の一つである。今から建築及びその周辺の知識や技術を獲得し、次世代の担い手となる学生・生徒・児童にはこれからの近い将来の変化を踏まえた教育を提供しなければならない。
このような認識から、本年度の大会のメインテーマを「育てる」と設定した。建築学において「町を育てる」、「建物を育てる」、「仕事を育てる」、「人を育てる」ことの重要性を再確認し、日本建築学会の会員全体で「育てる(そだてる)」という意識を共有する機会としたい。
- ようこそ、広島へ!広島県の観光情報
更新情報
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大会終了のご挨拶を掲載しました。
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大会開催の8月31日(木)~9月3日(日)の期間中、2017年度大会発表者(講演発表者・共同発表者)、論文会員限定で、大会プログラム・DVD版梗概集を、本会サイトから閲覧できる機能を提供いたします。
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- 交通アクセスページにシャトルバス乗車場所を掲載しました。
- 記念特別講演、記念シンポジウムの参加申込の締切を延長しました。
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第二期大会事前申込を締切しました。
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体の不自由な方への対応、託児室利用申込を締切しました。
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交通アクセスのご案内を掲載しました。
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ご挨拶を更新しました。
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体の不自由な方への対応、託児室利用の申込受付を開始しました。
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- 記念特別講演、記念シンポジウム、見学会1、見学会2の参加申込受付を開始しました。
- 懇親会・宿泊・弁当・有料シャトルバスの申込受付を開始しました。
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大会ウェブサイトを開設しました。
懇親会・宿泊・弁当・有料シャトルバスの申込は5月1日より受付を開始します。
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記念特別講演
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瀬戸内海と地中海
―2つの内海の建築と街をめぐって―瀬戸内海と地中海は規模の違い、日本とヨーロッパ・アフリカという地域の違いを超えて多くの共通性を持っています。歴史的にはどちらも古代から多くの船が行き交い、そこに作られた都市や集落、建築の成立は地域の中だけでなく外国からの情報やもの、人の交流する重要な場所として共通したものがあります。その穏やかな海をめぐって多くの情報が行き交うことによりここは文明や文化が生まれ、それを育む海が媒体として優れた魅力的な集落や建築がうまれる重要な地域でした。古代、中世の都市や集落の共通した魅力を通してこれからの建築の問題を考えるために、この講演会では歴史家の陣内秀信氏、ベトナムの建築家VO TRONG NGHIA氏を迎えて、瀬戸内海と地中海2つの内海の共通性とこれからの可能性を探ります。
項目 内容 日時 9月1日(金)10:30~13:00
(10:00受付・開場)会場 広島工業大学(Nexus21 デネブホール) 定員 600名、入場無料(要事前予約・先着順) 講演者 - 陣内秀信(建築史家、法政大学教授)
- VO TRONG NGHIA ヴォ・チョン・ギア
(VO TRONGNGHIA Co., ltd. 代表・広島工業大学客員教授)
モデレーター 岡河貢(建築家、広島大学准教授) 参加申込 事前申込は終了しました。 -
記念シンポジウム
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若者そして未来を育てる
本シンポジウムは、本大会のメインテーマのうち、特に「若者を育てる」に的を絞って企画しました。本会に所属する若手の研究者や大学生・大学院生のみならず、地元の高校生やその父兄も加えて、意見交換を行いたいと考えています。
本シンポジウムでは、特に建築物を含む創造表現の分野において、時代を牽引するアーティストやデザイナーの先生と次世代の担い手となる若者との協働によるワークショップも含めて、我が国の明るい未来を描きたいと考えています。
参加される方には、基調講演者のデザインに着色していただくワークショップも計画しています。ぜひ、12色程度の色鉛筆をご持参ください。
項目 内容 日時 9月2日(土)13:20~17:00
(12:30受付・開場)会場 広島国際会議場 「ひまわり」
広島市中区中島町1番5号(平和記念公園内)定員 700名、入場無料(要事前予約・先着順) 参加料 無料 基調講演 野老朝雄(アーティスト) 1969年東京生まれ。幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。2001年9月11日より「繋げる事」をテーマに紋様の制作を始め、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいて定規やコンパスで 再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計/制作も行っている。 東京大学工学部非常勤講師、東京造形大学客員教授。
主な作品に、「工学院大学125周年記念総合教育棟」(設計:千葉学建築計画事務所)のためのファサードパターン制作、大名古屋ビルヂング(設計:三菱地所設計)下層部ファサードガラスパターン制作、東京2020オリンピック・パラリンピック エンブレムなどがある。
パネリスト - 野老朝雄(前掲)
- 千葉学(建築家/東京大学教授)
- 教育関係者(予定)
- 大学生(予定)
- 高校生(予定)
モデレーター 大久保孝昭(広島大学教授) 後援 広島県教育委員会、広島市教育委員会、東広島市教育委員会 参加申込 事前申込は終了しました。 -
大会懇親会(有料)
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豊かな自然に抱かれた広島は「酒の国」でもあります。灘・伏見と並ぶ酒処西条を始めとして、行く先々で銘酒・美酒と出会うことが出来ます。
本懇親会では広島の地酒のほか、地ビールも取りそろえ、皆様のご来場をお待ちしております。また、会費前納による割引制度を採用し、特に若い方々には特別価格にてご参加いただけるよう配慮いたしました。会場のリーフガーデンは、発表会場2階ですので、お気軽にご参集ください。
多くの方々が心地よく交流を深めることのできる場となれば幸いです。
有料シャトルバス
懇親会終了後、広島市内行きのシャトルバスを運行いたします。
- バスの経由地は下記です。
- 紙屋町(ANAクラウンプラザ)
- 八丁堀(ワシントンホテル)
- 広島駅北口(新幹線口)
- 乗車運賃を1名/1000円(税込)申し受けます。
- 乗車チケットは当日、懇親会場前の受付にて購入ください。
- バスの本数に限りがございますことを予めご了承ください。
項目 内容 日時 8月31日(木)18:30~20:30 (受付 18:00~) 会場 広島工業大学 Nexus21 2階「リーフガーデン」 会費 - 事前申込(8月3日(木)までにお申込みの方)
- 一般:5,000円/学生(大学院・学部・高専等):3,000円(いずれも税込み)
- 当日申込み
- 一般:7,000円/学生(大学院・学部・高専等):5,000円(いずれも税込み)
申込み・ 問合せ 事前申込は終了しました。 - バスの経由地は下記です。
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見学会1
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重要文化財世界平和記念聖堂の保存修理工事
原子爆弾により壊滅的な被害を受けた広島から世界の平和を祈念するカトリック教会施設として、建築家・村野藤吾と内藤多仲博士によって設計された「世界平和記念聖堂」は昭和29年に完成しました。平成18年に戦後建築初の重要文化財に指定され、平成28年度から3ヶ年をかけて保存修理工事が進められているところです。
本見学会では保存修理工事を見学しながら関係者に意匠や構造等について解説していただき、これを建築の技術や研究を一歩前に進めるきっかけにしたいと考えています。
項目 内容 日時 9月2日(土)10:00~12:00
(現地集合・現地解散)場所 カトリック幟町教会 世界平和記念聖堂
(広島市中区幟町4-42)解説 - 青葉憲明(記念聖堂保存活用委員会委員)
- 瀬尾雅之(文化財建造物保存技術協会)
定員 60名(要事前予約・先着順) 費用 無料 申込先 定員に達したため申込受付を締切いたしました。 備考 見学にあたっては、教会・現場見学にふさわしい身なり(帽子、タンクトップ、短パン、ハイヒール禁止等)でお越しください。また、建物内部の写真撮影、教会内での飲食は禁止です。敷地内の駐車スペースは利用不可のため、お車でお越しの方は、近隣の駐車場をご利用ください。なお、雨天等の状況によっては、安全管理の観点から工事現場の見学がやむなく中止になることもありますのでご了承ください。 大会の開催期間中、教会主催による世界平和記念聖堂の建設に関連したパネル展示が教会敷地内で予定されております。
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見学会2
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構造デザイン探訪ツアー
原爆ドームは被爆後、被害を受けたまま維持され、原爆の恐ろしさ、平和の尊さを多くの人々に伝えてきました。しかし年月の経過とともに風雨による劣化や地震、台風などによる倒壊が懸念されたため、被爆後の状況保存することを目的として昭和42年から保存工事が行われています。この度地震による損傷の低減を目的とした第4回保存工事が終了しました。また丹下健三によって設計された広島平和記念資料館も平成28年から平成30年にかけてリニューアル工事も始まっています。広島平和記念公園の象徴である2つの建築の保存・リニューアル工事について構造的な視野からの見学会を開催し、関係者から解説をいただきます。
項目 内容 日時 8月30日(水)13:00~15:00
(集合場所 おりづるタワー2階会議室「学(Manabi)」)見学場所 - おりづるタワー
- 原爆ドーム
- 原爆資料館本館 工事現場
解説 - 稲井栄一(山口大学教授、中国支部構造委員長)
- 調整中(日建設計)
- 調整中(文化財建造物保存協会または広島市)
定員 70名(要事前予約・先着順) 費用 無料
(見学会終了後におりづるタワー展望台見学希望者については入館料自己負担)申込先 定員に達したため申込受付を締切いたしました。 備考 見学にあたっては、建設現場見学にふさわしい身なり(サンダル、タンクトップ禁止等)でお越しください。また、建物内部の写真撮影、飲食は禁止です。お車でお越しの方は、近隣の駐車場をご利用ください。
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開会式/閉会式
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開会式
項目 内容 日時 8月31日(木)10:00~10:15 会場 広島工業大学(Nexus21 デネブホール) 閉会式
日時 9月3日(日)18:00~18:15 会場 広島工業大学(Nexus21 デネブホール)